歯周病と妊娠中

妊娠すると・・・

 

妊娠するとエストロゲン(女性ホルモン)の

増加や様々な体の変化により口腔内に

妊娠期特有の症状が出てきます。

 

1.う蝕

 

妊娠初期にはつわりが始まり、歯ブラシが十分にできなかったり胃から強酸が絶えず逆流するため口腔内が酸性に傾き衛生状態が悪くなりむし歯になりやすい状態になります。4ヵ月~7ヵ月

安定期のうちに一度妊婦健診を受けられることをお勧めします。

 

2.妊娠性歯周炎


妊娠すると女性ホルモン(エストロゲン)が増えることにより歯周病のリスクがとても高くなります。歯周病菌の中には、この女性ホルモンを利用して増える菌がいるため歯肉炎を引き起こしやすく、進行が速いのが特徴です。これが妊娠性歯肉炎です。この妊娠性歯肉炎によって、早産や低体重のリスクが約5~7倍と高くなることが最近の調査でわかってきました。



妊娠中は、齲蝕・歯周病ともにリスキーな時期であります。つわりや歯肉炎で口腔内が不衛生になりがちです。特にこの時期ていねいなブラッシングでこれらの症状を未然に防ぎましよう。もしもかかっていたら・・・?ご心配なく。歯周病は、妊娠中でも4ヵ月~7ヵ月の安定期に治療する事ができます。症状の軽いうちに治療することをお勧めいたします。                                       


母子感染をご存じですか?

母子感染という言葉をご存知でしょうか?むし歯菌も歯周病菌もお母様からお子さんにうつります。

このため、野上歯科医院は、マタニティー

検診を強くお勧めしています。妊娠中の

お母様やお子さん連れのお母様が安心して通院しやすい医院づくりをすすめてきました。

通院ご希望の方は、事前にお電話きて予約をお取りになって下さい。